Cosmopolitan・コスモポリタン
「コスモポリタン」は、「ウォッカ」をベースに、香り高い「オレンジ・リキュール」、甘酸っぱい「クランベリージュース」、そして「ライム」の酸味で整えた、女性から高い支持を誇るショートカクテルでございます。
[カクテルレシピ]
ウオッカ 45ml
ホワイトキュラソー 10ml
クランベリージュース 15ml
レモンジュース 5ml
オレンジピール
レモンピール
上記のお酒を氷の入ったシェイカーで混ぜ合わせ、最後にオレンジとレモンの皮を絞りかけ、香りと精油成分を移して完成。
[お酒の解説]
[お酒にまつわる雑学]
このカクテルは、いつ誰がどのような想いで創ったのか、詳しい事は分かっておりませんが、「女性の社会進出」が望まれるようになった、「1980年頃」から流行したカクテルと言われております。
名前の由来に付きましては、英語「Cosmopolitan・コスモポリタン」は直訳すると、「国際人」や「世界共通」などの意味を持つ単語となっております。
これは「国籍」「民族」「性別」などに囚われず、「世界の平和と平等」を考えるべきという、古代ギリシャの哲学者「ディオゲネス」が提唱した「コスモポリタニズム」という思想を元に、生まれた言葉となっております。
そしていつしか、この思想に賛同する人々を「コスモポリタン」と呼ぶようになり、しだいに現在の「国際人」や「全世界共通の」という意味を持つ言葉になりました。
このカクテルが誕生したとされる「1980年代」は、ドイツの「ベルリンの壁崩壊」、アメリカとロシアの「冷戦終結」など、「第2次世界大戦」の混乱から、世界情勢は少しずつ回復の兆しを見せた時期とされています。
そしてそれに伴い、国際的な「平和と平等」を実現するために、「女性」の「社会進出」が、強く望まれるようになった時代と言われております。
「女性の活躍」が望まれる様になったとは言え、当時は今よりも遥かに、「企業」や「男性」の理解が乏しい時代でした。
そのような中、このカクテルが脚光を浴びるきっかけとなったのは、世界的大女優「マドンナ」が深く関係しております。
「1996年」に公開された「マドンナ」主演のミュージカル映画「エビータ」の撮影期間中に、彼女がこのカクテルを好んで飲んでいた事が記事に取り上げられると、「コスモポリタン」は瞬く間に注目を浴びるようになります。
近年でも、アメリカの人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の中で、主人公の女性達が、「コスモポリタン」を「コズモ」と愛称を込めて呼び、頻繁に飲んでいる姿が放映されると、その人気は「不動の物」となります。
現在このカクテルは、「女性の社会進出」において、女性の勝ち取るべく「真の権利の象徴」として世界中で親しまれております。
「マドンナ」によって脚光を浴び、その後、数々の著名人に愛され、そして「世界の平等」を願うその想いは、着実に世界に広がり続けており、世の中の女性達に「愛される一杯」となっております。
さて今宵は、世界で活躍する女性達に想いを馳せながら、コスモポリタンなどいかかでしょうか??
[今回使用したお酒]
※代替品を記載
[今回使用したバーツール]
※当店で使用している製品に近い物を掲載しておりますが、様々な商品がございますのでご購入の際はご参考までにどうぞ。