Alcohol(21-30%)

Caipirinha・カイピリーニャ

bartender-glass

「カイピリーニャ」は、ブラジルのサトウキビを原料としたお酒「カシャッサ」を、「ライム」と「砂糖」で甘ざっぱりに仕上げた、ロックスタイル・カクテルでございます。

[カクテルレシピ]

カシャーサ 50ml

フレッシュライム 1/2個

シュガーシロップ 5〜10ml

ライムを小さくカットしてグラスに入れ、ペストルで軽く潰したら、クラッシュアイスをグラスに詰めカシャーサを注ぎ、お好みでシロップを加えて完成。

[お酒の解説]

[お酒にまつわる雑学]

このカクテルは、いつ誰がどのような想いで創ったのか、詳しい事は分かっておりません。

名前の由来に付きましては、諸説ございますが、カクテル「カイピリーニャ」「Caipirinha」は、もともとブラジル「サンパウロ」の「田舎町」で、呑まれていた物が「ルーツ」だと考えられております。

「田舎町の人々」に愛されてきた飲み物である事から、「田舎に暮らす人々」を意味するスペイン語「カイピーラ」「Caipira」が、カクテル名の由来になったと云われております。

またブラジルの「農村部」では、毎年「6月」に「農作物の豊穣」と「田舎暮らしの幸福」に感謝を捧げる「フェスタ・ジュニーナ」というお祭りが、古くより開催されて来ました。

このお祭りで、田舎暮らしの人々「カイピーラ」の「女性達」が、ブラジルのサトウキビ酒「カシャッサ」に「ライム」と「砂糖」を加えて、人々にお酒を振る舞い、祭りに華を添えて来多そうです。

その「美しく楽しげな女性達」の姿から、「田舎暮らし」の「女性達」を表す造語「カイピリーニャ」「Caipirinha」という言葉が生まれ、このカクテルにも与えられたと云われております。

現在では、「農村部」で行われていたお祭り「フェスタ・ジュニーナ」は、キリスト教の様々な行事と結びつき、「南半球」の2月下旬頃に行われる「夏のリオのカーニバル」と並び、6月に行われる「冬のお祭り」として、ブラジル全土で開催されております。

その時に、振る舞われるカクテル「カイピリーニャ」は、これからもブラジルの国民に愛され続け、その「伝統」と「情熱」はもっと世界中に広がって行き、多くの人々を魅了して行く事と思われます。

さて今宵は、ブラジル農村部の美しい女性達に想いを馳せながら、カイピリーニャなどいかかでしょうか??

[今回使用したお酒]

[今回使用したバーツール]

※当店で使用している製品に近い物を掲載しておりますが、様々な商品がございますのでご購入の際はご参考までにどうぞ。

ABOUT ME
窪田 伸也
窪田 伸也
グラスはお酒の着物
バーテンダー歴23年🍸 吹きガラス歴13年🔥 JSA認定ソムリエ🍾 生産者が丹精込めて造り上げたお酒を、 私自身が製作したグラスで、 お客様の口元まで届けるバーテンダー。
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