Amethyst・アメジスト
カクテル「アメジスト」は、「キンモクセイ」のお酒と、「スミレ」のお酒、そして「パイナップル・ジュース」を混ぜ合わせた、甘口のショートカクテルでございます。
[カクテルレシピ]
パルフェタムール 35ml
桂花陳酒 15ml
パイナップル ジュース 10ml
レモンジュース 15ml
レモンピール
上記のお酒をシェイカー入れて混ぜ合わせ、グラスに注ぎ、レモンの薄皮を絞りかけ、香りと精油成分を移して完成。
[お酒の解説]
[お酒にまつわるお話し]
このカクテルは、東京全日空ホテル(現:ANAインターコンチネンタル東京)で誕生したということ以外詳しい事は分かっておりません。
名前の由来に付きましても、詳しい事は分かっておりませんが、カクテルの色合いが宝石「アメジスト」のように美しい事から、この名が付けられたと思われます。
さて、今宵はこのカクテル因んで、「紫色」に輝く宝石「アメジスト」についてお話しさせて頂こうと思います。
鉱石「アメジスト」は、石英の一種であり、その形成には、「数千年〜数百万年」の時を要すると言われております。
紫色に輝くメカニズムは、地球の「地殻変動」と「火山活動」が深く結び付いており、長い年月をかけて「二酸化ケイ素」と「鉄」が結び付く事で「紫色」となり、色の「濃淡」は「鉄の含有量」によって変化します。
「アメジスト」「Amethyst」という言葉は、古代ギリシャ語の「Amethystos」「アメテュストス」=「酔わない」に由来しており、古来よりアメジストを身に付けると、酒に酔わなくなると信じられて来ました。
古代において、「紫色」は特別な色であり、その貴重さから「王家」「王族」「貴族」など、一部の特権階級にのみ着用が許され、「神性」「高貴」「権威」の象徴として、時の権力者達を魅了しました。
現代においても、その美しさは色褪せる事なく、アメジストは別名「愛の守護石」と呼ばれ、「平穏」「守護」「厄除け」などの力を持ち、大切な人を守ってくれると考えられております。
そして古来より引き継がれる、大切な人を想うその願いは、「神秘の紫」に宿り、これからも世界中の人々に、愛され続けて行く事と思われます。
さて今宵は、「酒と恋愛の悪酔い」を防ぐと言われる、美しい宝石に想いを馳せながら、「アメジスト」などいかがでしょうか??
[今回使用したお酒]
[今回使用したバーツール]
※当店で使用している製品に近い物を掲載しておりますが、様々な商品がございますのでご購入の際はご参考までにどうぞ。