Caipirinha・カイピリーニャ
「カイピリーニャ」は、ブラジルのサトウキビを原料としたお酒「カシャッサ」を、「ライム」と「砂糖」で甘ざっぱりに仕上げた、ロックスタイル・カクテルでございます。
[カクテルレシピ]
カシャーサ 50ml
フレッシュライム 1/2個
シュガーシロップ 5〜10ml
ライムを小さくカットしてグラスに入れ、ペストルで軽く潰したら、クラッシュアイスをグラスに詰めカシャーサを注ぎ、お好みでシロップを加えて完成。
[お酒の解説]
[お酒にまつわる雑学]
このカクテルは、いつ誰がどのような想いで創ったのか、詳しい事は分かっておりません。
名前の由来に付きましては、諸説ございますが、カクテル「カイピリーニャ」「Caipirinha」は、もともとブラジル「サンパウロ」の「田舎町」で、呑まれていた物が「ルーツ」だと考えられております。
「田舎町の人々」に愛されてきた飲み物である事から、「田舎に暮らす人々」を意味するスペイン語「カイピーラ」「Caipira」が、カクテル名の由来になったと云われております。
またブラジルの「農村部」では、毎年「6月」に「農作物の豊穣」と「田舎暮らしの幸福」に感謝を捧げる「フェスタ・ジュニーナ」というお祭りが、古くより開催されて来ました。
このお祭りで、田舎暮らしの人々「カイピーラ」の「女性達」が、ブラジルのサトウキビ酒「カシャッサ」に「ライム」と「砂糖」を加えて、人々にお酒を振る舞い、祭りに華を添えて来多そうです。
その「美しく楽しげな女性達」の姿から、「田舎暮らし」の「女性達」を表す造語「カイピリーニャ」「Caipirinha」という言葉が生まれ、このカクテルにも与えられたと云われております。
現在では、「農村部」で行われていたお祭り「フェスタ・ジュニーナ」は、キリスト教の様々な行事と結びつき、「南半球」の2月下旬頃に行われる「夏のリオのカーニバル」と並び、6月に行われる「冬のお祭り」として、ブラジル全土で開催されております。
その時に、振る舞われるカクテル「カイピリーニャ」は、これからもブラジルの国民に愛され続け、その「伝統」と「情熱」はもっと世界中に広がって行き、多くの人々を魅了して行く事と思われます。
さて今宵は、ブラジル農村部の美しい女性達に想いを馳せながら、カイピリーニャなどいかかでしょうか??
[今回使用したお酒]
[今回使用したバーツール]
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