Check Mate・チェックメイト
「チェック・メイト」は、「ライチ」と「オレンジ」のリキュールをベースに、「グレープフルーツ」と「トニック・ウォーター」で、サッパリに仕上げたロング・カクテルでございます。
[カクテルレシピ]
ライチリキュール 20ml
ホワイトキュラソー 10ml
グレープフルーツ ジュース 40ml
トニックウォーター
マラスキーノ チェリー
ライチリキュール、ホワイトキュラソー、グレープフルーツをシェイカーで混ぜ合わせ、トニックウォーターで満たし、マラスキーノチェリーを飾り付けて完成。
[お酒の解説]
[お酒にまつわるお話し]
このカクテルは、日本生まれのカクテルとなっております。
名前の由来に付きましては、海外のボートゲーム「チェス」において、相手が次の打つ手がなくなる「詰み」の状態「チェック・メイト」に因んで、創られたカクテルと考えられます。
今宵は、海外の歴史あるボードゲーム「チェス」について、お話しさせて頂こうと思います。
「チェス」の起源については、諸説ございますが、紀元前の「古代インド」の戦争ゲーム「チャトランガ」に、「起源」があると言われております。
「チャトランガ」「Chaturanga」は、「Chatur」=「4つの」「Anga」=「要素」を意味する「サンスクリット語」となっております。
その「4つの要素」とは、
「象」「ビショップ」
「馬」「ナイト」
「戦車」「ルーク」
「歩兵」「ポーン」で、
これは「インド式の兵制度」を表しており、当時「戦争」が好きな好戦敵な「王」に、戦いを控えてもらうために、戦争ゲームの「チャトランガ」が考案されたと言われております。
この「チャトランガ」が、「6世紀頃」になると「貿易」などど共に「ペルシア」に伝わり、「シャトランジ」へと発展し、「8世紀頃」の「ロシア」を経て、「9世紀頃」に「西ヨーロッパ」へと伝わり、「15世紀末」の「ルネサンス期」には、現在の「チェス」の形に「進化」を遂げました。
因みに日本の「将棋」も、古代インドの「チャトランガ」が発祥とされており、「8世紀頃」の「奈良時代」「平安時代」の頃に伝わり、「将棋」へと進化したと云われております。
現在「チェス」は、愛好家が「8億人」とも言われており、世界で最も親しまれるボード・ゲームの1つで、近年では「マインド・スポーツ」として認知され、「世界大会」なども頻繁に行われるなどして、世界中で盛り上がっております。
日本では、まだまだ認知度の低い「スポーツ」ではございますが、日本将棋連盟「羽生善治」会長が、「2013年」に「ポーランド」で開催された「チェスの大会」にて、チェス「最高位」のタイトルホルダー「グランドマスター」に勝利すると、日本でも少しずつ認知され出し、「マインド・スポーツ」として人気を博しつつあります。
さて今宵は、古代インドの人々がボードゲームに興じる姿に想いを馳せながら、チェック・メイトなどいかがでしょうか??
[今回使用したお酒]
[今回使用したバーツール]
※当店で使用している製品に近い物を掲載させておりますが、様々な商品がございますのでご参考までにどうぞ。