French Emerald・フレンチ エメラルド
「フレンチ・エメラルド」は、ベースの「ブランデー」に、色鮮やかな「ブルー・キュラソー」、程よい苦味を持つ「トニック・ウォーター」を混ぜ合わせた、色美しいロング・カクテルでございます。
[カクテルレシピ]
ブランデー 40ml
ブルー キュラソー 5ml
トニックウォーター
オレンジピール
氷の入ったグラスにブランデーとブルーキュラソーを注いで混ぜ合わせ、トニックウォーターで満たし、オレンジの皮を飾り付けて完成
[お酒の解説]
[お酒にまつわるお話し]
このカクテルは、いつ誰がどのような想いで創ったのか、詳しい事は分かっておりません。
名前の由来に付きましても、詳しい事は分かっておりませんが、ベースの「ブランデー」が「フランス」の「特産酒」であることと、その色合いが宝石「エメラルド」の様に美しいことから、この名が付けられたと思われます。
今宵はこのカクテルに因んで、神秘的に輝く宝石「エメラルド」に付いて、お話しさせて頂こうと思います。
「人類」と「エメラルド」の歴史は非常に古く、エメラルドに付いて書かれた「最古の記録」は、「紀元前1500年頃」の「古代エジプト時代」に、王族の墓や神殿に刻まれた「ピラミッド・テキスト」に登場するエメラルドになります。
当時エメラルドには、「再生と復活」の力が宿っていると信じられており、そのため古代エジプトの王「ファラオ」は、エメラルドを「王家の宝石」として高く評価し、死後「ミイラ」となって「ピラミッド」に埋葬されるとき、多くのエメラルドを身に付けて「復活」を願いました。
「世界三大美女」の1人と称される「クレオパトラ」も、エメラルドを寵愛した人物として知られており、女王はその美しい輝きに魅力され、世界中から様々な濃淡のエメラルドを集めさせ、己の「美と権力」を世界中に知らしめたと言われております。
エメラルドは、「古代の戦士」にも重宝されていた歴史を持っており、宝石が放つ「緑色の輝き」は、迫り来る「危険」を予知し、所有者を「守護」すると信じられ、「剣の聖石」として崇められました。
その後、月日が幾度と流れても、エメラルドの美しい輝きは衰える事なく、「時の権力者」たちを魅了し続け、「繁栄」の象徴として世界中へと広がって行きます。
そして科学の発達により、エメラルドが身近な存在となった現代においても、その「神秘的な輝き」は、「再生」「復活」「守護」「幸運」「繁栄」「癒し」の象徴として受け継がれ、太古の昔より続くその想いは、これからも人類の「希望の光」として、輝き続けることと思われます。
さて今宵は、自然界が生み出した「神秘の緑」に想いを馳せながら、フレンチ・エメラルドなどいかがでしょうか??
[今回使用したお酒]
※終売により代替品を記載
[今回使用したバーツール]
※当店で使用している製品に近い物を掲載させておりますが、様々な商品がございますのでご購入の際はご参考までにどうぞ。