Margarita・マルガリータ
「マルガリータ」は、「テキーラ」をベースに、香り高い「オレンジ・リキュール」と、爽快な「ライム」で構成され、グラスに付けられた「塩」との相性が抜群な、テキーラを代表するカクテルの1つでございます。
[カクテルレシピ]
テキーラ 55ml
ホワイトキュラソ 10ml
ライムジュース 10ml
上記のお酒をシェイカーに入れて混ぜ合わせ、グラスのふちに塩を付けたカクテルグラスに注いで完成。
[お酒の解説]
[カクテルにまつわるお話し]
名前の由来に付きましては、スペイン語である「マルガリータ」は、直訳すると「ひな菊」=「マーガレット」を意味しており、「スペイン語圏」では、その愛らしい見た目から、「女性」に付けられる「名前」としても有名です。
余談ではございますが、花の「マーガレット」は、ギリシャ語の「マルガリテ」=「真珠」が、由来と考えられており、白くコロコロとしたその見た目から、この名が付けられたと云われております。
カクテル「マルガリータ」が誕生した経緯に付きましては、「1936年」「メキシコ」の「ホテル・バー誕生説」など、世界中に様々な説が存在しておりますが、まだ詳しい事は分かっておらず、「謎多きカクテル」となっております。
しかし、このカクテルが「世に広まる」キッカケは明らかとなっており、それは「1949年」アメリカ「ロサンゼルス」のバーテンダー「ジャン・デュレッサー」が、作った「マルガリータ」と言われております。
ジャンの「マルガリータ」は、カクテル・コンテストに出品され、見事「入賞」を果たすと、その「美しい見た目」と「絶妙な味わい」は、瞬く間に「世界中」へと広まって行き、同時に制作者である「ジャン・デュレッサー」の名も世界に広まって行きます。
そして20年後の「1970年」、ジャンが「イギリス・バーテンダー協会」のインタビューで「マルガリータ」の「誕生秘話」を明かすと、このカクテルは「世界のスタンダード・カクテル」として君臨して行く事となります。
それは「1926年」、ジャンが当時交際していた恋人と、2人の趣味であった「狩猟」へと山に出かけた時、不運にも誰かが誤って発砲した「流れ弾」に当たってしまい、彼女は命を落としてしまいます。
ジャンは、その彼女を「偲び」カクテルを製作し、彼女の名である「マルガリータ」を冠し、彼女へと捧げたそうです。
そしてその後、ジャンのその想いは「世界中」へと広がり、カクテル「マルガリータ」はミス「マルガリータ」と共に、これからも世界中で愛され、色褪せる事なく、永遠に生き続けて行く事と想います。
さて今宵は、美しい「真珠」の様な「ひな菊」に想いを馳せながら、マルガリータなどいかがでしょうか??
[今回使用したお酒]
※代替品を記載
[今回使用したバーツール]
※当店で使用している製品に近い物を掲載させておりますが、様々な商品がございますのでご参考までにどうぞ。