Panama・パナマ
「パナマ」は、サトウキビを原料として造られる「ラム」をベースに、「カカオ•リキュール」と「生クリーム」を加えた、甘口のデザート•カクテルでございます。
[カクテルレシピ]
ラム 15ml
ホワイト カカオ 30ml
フレッシュ クリーム 15ml
牛乳 15ml
上記のお酒をシェイカーに入れて混ぜる
[お酒解説]
[カクテルにまつわるお話し]
このカクテルは、いつ誰がどのような想いで創ったのか、詳しい事は分かっておりません。
名前の由来に付きましては、「北アメリカ大陸」と「南アメリカ大陸」の狭間に位置する、中米「パナマ共和国」をイメージして、創られたカクテルと言われております。
今宵はこのカクテルに因んで、「大西洋」と「太平洋」の架け橋となる海洋国家「パナマ共和国」について、お話しさせて頂こうと思います。
「パナマ共和国」は、西に「コスタリカ」、東は「コロンビア」に接し、北は「カリブ海」、南は「太平洋」に面しており、「赤道」付近に位置する事から、「亜熱帯気候」に属する、世界有数の「リゾート地」でございます。
「パナマ」の国名の由来は、先住民族である「クエバ族」の言葉で、「魚の多い所」を意味する語源に、由来すると言われております。
透き通った「青い海」に美しい「珊瑚礁」、真っ白に輝く「ビーチ」に絶品の「シーフード料理」、手付かずの「大自然」に歴史的「世界遺産」など、パナマには数多くの魅力が集約されております。
その中でも、特に世界に名が轟いているのは、「海洋貿易」にとって非常に重要な役割を担う、「パナマ運河」ではないでしょうか?
「パナマ運河」は、「東西」に長細い国土のほぼ「中央」を貫いており、大陸と大陸の隙間である「地峡」を掘り広げ、「太平洋」と「大西洋」を「南北」に繋げた運河となっております。
その長さは全長「80km」、最小水路幅は「192m」となっており、途中にある内陸の「小さな山」を越えるために、運河を「階段状」につなげた、「閘門(こうもん)式」と呼ばれる運河となります。
「パナマ運河」が完成する前は、「アジア」と「アメリカ東部」との「海洋貿易」を行う際は、「南アメリカ大陸」をぐるっと一周する、通称「マゼラン・ルート」を「20日」かけて、航海する事が一般的でした。
しかし、「1914年」に「パナマ運河」が開通すると、これまで「マゼラン・ルート」に費やしていた時間は、わずか「1日」に短縮され、さらに燃料費は「81%」の削減を可能としました。
これにより「パナマ」は、人類の「生活」に「富」をもたらしてくれる大切な「架け橋」となり、それと同時に、人々の「心」も「豊か」してくれる「美しい楽園」として、これからも世界中の人々に愛され続けて行く事と思われます。
さて今宵は、中米の「透き通った海」に想いを馳せながら、「パナマ」などいかがでしょうか??
[今回使用したお酒]
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[今回使用したバーツール]
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